スポンサーサイト

  • 2018.04.21 Saturday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    セーターと母と仲間と (14) 工芸に親しんで

    • 2016.04.11 Monday
    • 23:52
    「何か聞かれた?」

    「ううん、『体調崩して休んでいます』とだけ言ったから。」

    「そう…。でもありがとう。気になっていたから、よかった。」

       * 

    「お月謝を持って行ってくれてありがとう」という母の言葉を聞いて、
    染色の習い事のこと、病気で中断することになって
    きっと思うことがいろいろあるのだろうなと…

    miko-mikuも、思い出すまいと思うのですが、
    やっぱり悔しい気持ちがこみあげてきてしまいました。

      * * *

    母は工芸の七宝焼を長くやっていて、
    家に小さな電気炉の窯を置いて人に教えてもいました。

    独特の釉薬の色使いでセンスの良さがうかがえ、
    アクセサリーの依頼がよく来ていました。
    10年以上出品していたキリスト教関係のバザーでは、
    毎回必ず母のところに立ち寄り買い求めてくださる
    ファンのような方もいました。

      * * *

    母は病気になる2年程前から、当時人気絶頂の、
    染色工芸家の主催する染色教室に通っていました。
    一通りの基本的な技法を学んだ後、
    絹の反物に手描きで模様を入れていき、
    完成すると着物や帯に仕立ててもらいます。

    それまで七宝焼の他にも、銅版画や革細工などいろいろ手がけた工芸の中でも、
    染色は特に関心が深まったそうです。
    「本当に面白い。やり甲斐がある」とよく言っていました。
    これからはこれを究めてと、とても一所懸命勉強していたのです。
    本当にうれしそうでした。

      * * *

    ところが、通い始めてしばらくすると、
    母は教室に行くのがなんとなく
    憂鬱そうになってしまいました。

    (続きます)
     

    スポンサーサイト

    • 2018.04.21 Saturday
    • 23:52
    • 0
      • -
      • -
      • -
      コメント
      コメントする








          

      PR

      calendar

      S M T W T F S
            1
      2345678
      9101112131415
      16171819202122
      23242526272829
      30      
      << September 2018 >>

      []

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM